本体価格(税抜):
3,800
円
消費税:
380
円
商品コード:
ISBN978-4-87402-473-4
産科婦人科領域の輸血
-その理論と実際-
輸血には,劇的な効果が期待できる反面,重篤な副作用に見舞われるという「諸刃の剣」的要素が強い。産科婦人科領域では,他科にも増して「適正な輸血」の実施が重要である。
本書は,一部では産科婦人科と輸血のかかわりについて,多様な諸問題にまで言及している。
二部は産婦人科領域における輸血の実際と題し,必要な検査から各種手技など,実際の診療に携わる人々にもすぐ役立つような構成がされている。
2色カラーで見やすく,データ,図表も豊富な本書は,産婦人科関係者ばかりでなく,輸血関係業者にまで広く薦められる書である。
■主要目次■
産科婦人科と輸血のかかわり 産科婦人科領域における輸血の歴史/不規則性抗体と性差/経胎盤出血と母体感作/産科におけるType and Screen/分娩時出血と輸血/周産期における血小板輸血/産科出血と「コウノトリ献血」/肉親による指定献血と母体感作/母体感作予防と抗Dヒト免疫グロブリン/既感作妊婦の血漿交換/新生児溶血性疾患と臍帯血検査/産科婦人科手術と輸血準備/悪性腫瘍と輸血の影響/産科診療とAIDS/エホバの証人と輸血
産科婦人科領域における輸血の実際 輸血に必要な検査/血液製剤とその適応/各種輸血の手技/輸血の副作用と対策