最新データはもちろん,日本におけるBSE確認以前からの行政の対応,安全対策,検査法も分かりやすく紹介。またBSE研究先進国である英国や,フランスの対策も収載。コンパクトながらもプリオン病の歴史から現状までを網羅した入門書的実用書となっている。
「プリオン」それは誰もが持っているプリオン蛋白から生じた病原体・・・
今や日本でもBSEにかかったウシがみつかったことは周知の事実であるが,どうやってみつけることができたのだろうか。その発見は早かったのか,遅すぎたのか。そして,スクレイピー,BSE,変異型クロイツフェルト・ヤコブ病へと浮かび上がる一本の道筋。様々な神経疾患に関わる病原体は,20年前プルシナーによりプリオンと名づけられた。はたしてプリオン病は近代社会への警鐘なのか。
■主要目次■
1プリオン病の研究の歴史 2プリオンの性状 3ヒトのプリオン病/クールーKuru/クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)/ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー病(GSS)/致死性家族性不眠症(FFI)/変異型クロイツフェルト・ヤコブ病 4動物のプリオン病/スクレイピーScrapie/伝達性ミンク脳症(TME)/牛海綿状脳症(BSE)-食品,医薬品,化粧品,医療材料の安全性,/英国政府の行政対応/フランスにおける対策/牛海綿状脳症に対する日本の農水省,厚労省の対策/その他の動物の伝達性海綿状脳症-慢性消耗病(CWD),猫海綿状脳症(FSE),反芻動物の伝達性海綿状脳症 5牛海綿状脳症と現代社会
東商新聞(2002/10/25)
農林水産図書資料月報(2002/11月号)
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本文
1行目 正 1996年 誤 1966年
裏表紙見返し
説明文 正 ピンク 誤 黄
69頁本文
7行目 正 アスパラギン酸がアスパラギンに
誤 アスパラギンがアスパラギン酸に
109頁表4-6
表中,脚注 正 オーストリア 誤 オーストラリア
【プリオン関連】
『人と動物のプリオン病』